手書きの文字には性格や人となりが表れる、と聞いたことはありますか。
文字の美しさだけがすべてではなく、個性があるのが手書きの味であり良さではないでしょうか。
活字と手書き文字の違い
手書きの文字には人それぞれの特徴があります。
ワープロ等で入力した文字は、整理されキレイな見た目であることが長所である一方、印象づけるという観点ではインパクトが薄いと言えるでしょう。
美しい文字かどうかに関わらず、親しい人であれば誰が書いたかが分かったりもします。
書類や資料、提出物などに手書きでコメントが付いていたりするとよく読んでしまいますし、嬉しいものでもありますね。
芸能人や著名人にサインを求めるという文化も、本人に会えたという思い出もありますが、直筆は特別感の高いものです。
また手書き文字、特に自分で書いた文字というものは頭に入ってきやすく残りやすいというメリットもあります。
備忘としてメモを書いておくだけで、メモを見返さなくても記憶に残っていた、ということもしばしば。
文字や言語としてではなく映像のように記憶に残るのは、手書きならではと言っていいでしょう。
メンタルバランスを写す
ひとりひとり文字の特徴は異なりますが、自分自身においても筆跡は変わっていきます。
成長過程で変わってくることはもちろんですが、筆跡に精神状態が現れてきます。
焦っているときや急いでいるときなどが分かりやすいですね。
日記などを付けていると気付きやすいですが、イライラしているときは雑な書き方になったりします。
逆に気分が上がっているときや良いことがあった時などは文字もはっきり、キレイに書けることも多いです。
鏡に自分を写すように、ノートに文字を書くことで自分のメンタルバランスを確認してみてはいかがでしょうか。
手書きで伝わる
手書きの文字やイラストには癒しの効果もあります。
手紙を送ったり受け取ったりするとき、手書きならではの味や相手の気持ちを感じ、あたたかい気持ちになりますよね。
書き手にとっても、読み手にとっても良いことがとても多いです。
昨今では、SNSにおいて手書きでの投稿が増えてきています。
個性・自分を出すことや伝えることが存分にできる手段であると、認識されています。
「書く」ことで自分を見つめ直す時間をつくっていきたいですね。
この記事へのコメントはありません。